カリム邸(Karim Residence)
竣工年
2012
所在地
ダッカ、バングラデシュ
カテゴリー
集合住宅
「新しさ」はコンクリートスラブによって表現され、「過去」は古い手作りのレンガによって象徴された。こうして「時間の展開」という感覚が生み出された。このプロジェクトは多くの点で、私たちの国における建築様式の移行を反映している。
敷地面積は416.7平方メートルで、西側にはダッカ駐屯地の美しい眺望が広がる。眺望の利点を取り入れ、気候上の問題に対処することが、建物の形態を設計するうえで大きな決定要因となった。
この地域では、西側立面が日中の大半にわたって日射を受ける。この問題には、西立面全体を取り巻く大きく張り出したコンクリートスラブで対応し、熱帯の強い日射を遮る深い陰影をつくり出した。
西側に日除け装置を設けたことで、日中の内部空間にはまぶしさのない豊かな光がもたらされる。
この亜大陸では、風は概して南東から吹く。そこで、北側と南側のファサードにバルコニーと大きな開口部を設け、遮られない広い開放空間によって、このプロジェクトの自然換気を確保している。
計画にあたって、クライアントとその子どもたちのライフスタイルを設計チームが深く理解し、内部空間の設計では具体的な要望を考慮した。
この建物は家族のために設計されたため、北側のバルコニーは家族同士がコミュニケーションを取れるように計画された。
屋上庭園と各階のランドスケープは、コンクリートスラブによる熱の吸収を抑え、下部の空間を断熱する。その結果、暑い夏季に冷房のために電力へ依存する度合いを低減している。
































